河合レオナ

思ったこと感じたことを言葉にして綴っていきます。詩だったり短歌だったり。

もういいの

知った気にならなくていい

これはわたしがわたしに贈る言葉

わたしだけ知っていればいい

だって空はこんなにいい天気

 

想像するのはやめて

わたしに踏み込まないで

 

避暑地は北の方にあるらしい

だから いくわ 荷物は捨てて

 

そこはきっと桃源郷

静かな静かな場所で

何ものもわたしを待たない場所で

ようやく自由になれる気がするの

広い世界

宇宙へと迎えに行くよ 船に乗って

土の中を進んでいくよ 黒い鳥は

どうなっても知らないから こっちにおいでよ

全力で君を抱きしめる

 

肩から伸びた二つの風船

今はもう見えなくなった

どんな色をしていただろう

希望の風が吹いてきた

きっと今ごろ夢の中

遠い 遠い 夢の中

自転車

日が沈み夜が来る

僕は自転車に乗り 夜の街へとくりだす

 

ギシギシときしむペダルを踏みながら

「今日も何もしなかったなあ」と

空を見上げ銭湯へ向かう

 

「明日こそは…」と決意した

n回目の明日がやってくる

おやすみ

時計がチクタク

今日から明日に変わる

 

寝て起きたらやりたいことがある

食べたいものがある 見たいものがある

 

全部できるかな

ひとつだけでもできたらいいな

いつかやれるかもしれないけど いまやりたいんだよ

 

それまでおやすみ