河合レオナ

思ったこと感じたことを言葉にして綴っていきます。詩だったり短歌だったり。

前向きな夢に昨日を置いて

頰を撫でれば

名残り星がはらはらと落ちる

 

40%の降水確率だから

今日は傘を持たずに出かけよう

金色の雲に飛び込み

おまじないをかける

ララララルーラララ

 

虹の橋を詩人になった気分で渡る

言葉は一つも出てこない

 

このままぷかぷかと浮かんでいたい

流行りの新興宗教はあてにならない

絶対なんてこの世にはないし自分のなかにもない

繰り返し流れるニュースはもう聞き飽きた

 

嗚呼魔法が溶けてゆく

白い木馬に乗り換えて

銀河の果てへと揺られながら

僕はまた夢を見る

列車にて

始発列車であの子に会いに行くよ

各駅停車でのんびりと

 

手ぶらで会いに行くよ

シンプルなのが一番さ

 

高鳴る鼓動を抑えるために

僕はこれを書いているんだ!

 

家に置いてきた財布にはあの子がくれたくまのキーホルダーがぶらさがっている!

 

そいつは僕が帰ってくるのをじっと待っている!!

かわいそうなそいつは今ごろしくしくと泣いている!!!!!

 

………

……そうだ明日あの子と一緒に取りに帰ろう

 

僕の家へ特別に招待してあげよう

トンネル

夢に見た景色が広がっている

ここは僕が作った妄想の世界か

はたまた現実かもしれない

それは僕にしかわからない

 

 

マスクを外せば

冷たい風が鼻を通り抜けていく

この景色を焼き付けろ

目に

脳に

 


不安定な日々の中で

涙を流さない日なんて

あるわけもなく

今日までちゃっかり生きてきた

 


現実から目を背けたくて

52件も溜まったメールボックス

僕にとって未来はあまりにも遠く

薄汚れている

 


長くて暗いトンネルの先には

眩しい光が待っているのだろう

だけど遅すぎる

長すぎる

明るい場所にはもう行けない

トンネルの暗さに慣れてしまったから

 


進むしかない一方通行のこの道で

僕は震えながらうずくまっている

自分で歩き出す瞬間を今か今かと待ちながら

気づいて、知って

この煮えたぎる感情をどうすればいいの

煮つまって煮つまって食べられなくなってしまうわ

いつかすっかり冷えて何でもない日常に戻ってしまうよ

悲しいけれど今はその時をじっくり待つしかないのね

こんな熱い気持ち もう芽生えることはないかもしれないのに